嫌な出来事が現れたら、あなたの中にもその要素がある。
キャサリン(仮名でーす)は自分で会社を経営しているバリバリのキャリアウーマン。多忙を極め、別れたダンナとの間にいる子供4人のスケジュールの間で、自分の時間をジャグリングしている。
いつもなにかに急いでいて、早口で喋り、ひっきりなしに携帯をチェック。日常的にパニック状態なんですね。その彼女から「今日のアレクサンダーテクニックのレッスンはキャンセルしたい」と連絡があった。
その理由は、午後から上の子を歯医者に連れていく予定だったのが、午前中にいけることになった。午前中に上の子を連れていければ、午後は他のたくさんの用事が済ませられる。。。ということでした。
キャサリンのあまりにも身勝手な言い分に、私の心臓はバクバク。腹立たしく思いながら、なんと言い返してやろうかと、考えていました。
その時、ふと先日YOUTUBEで見た”音叉”のビデオを思い出しました。
同じ周波数の音叉が2つあって、一つの音叉を叩くと音がなり、もう一つの音叉は叩かれていないのに、音を発し始めたのです。
次に、周波数の違う音叉を二つ並べて同じ実験をしていました。一つの音叉を叩いて音がなっても、もうひとつの違う周波数の音叉はまったく共鳴しなかったんです。
これって、当たり前かもしれないけど、すごいくない?
そこで、私、こんな名言を思いつきました。(ま、聞き流してください。笑)
「反応とは同じ周波数の共鳴である。」by いつこ
なにかに対して
ポジティブに「ワオッ」と思う場合と
ネガティブに「ブー」と思う場合
どちらも”なにか”と同じ周波数で共鳴してるってことっちゃうの?ってことに気づいたんです。
つまり、私はキャサリンの周波数と同じものが自分の中にあって、それに反応したから腹立たしかったんじゃ?
思い返せば10年くらい前の私は、キャサリンと同じくらい日常的にパニック状態だった。時間に追われ、一人で(夫はいたのに、一人でかんばっていると思って)3人の子供のことでキリキリしていました。
ある夏休み、娘をサンフランシスコバレエに、男の子二人をそれぞれのサッカーチームにと、ただひたすら数十キロの毎日の送り迎えにヒーヒー言っていた時、一緒にカープール(車を一緒に使うこと)をしていたアメリカ人ママから「私は夏休みをゆっくり楽しみたいの。あなたのような人と一緒だと気持ちがセカセカしてしまうから、カープールはやめさせてもらうわ」とはっきり断られたことがあった。
その時は「なんて意地悪な人!助け合うってことを知らないのかしら!」と憤慨していたけれど、今の私ならそのママの気持ちがわかる。私のピリピリした周波数に巻き込まれたくなかったのだ。ましてや夏休みなのだから。
「そうだ、とめなきゃ。私の中のこの震動、この共鳴」
一度とめたら、キャサリンの言動に対して「あ、そうなの?はい、わかりました」と受け流せる周波数に変えればいいのだ。大したことではない。
と、言っても、本当のところ、自分がどんな周波数を持っていて、どう変えていいかなんてわかっているわけではないので、今こそ、nobinobiの術=アレクサンダーテクニックを適用ですね!
観察します。
はい、肩、胸、腕が固まっていました。
抑制しましょう。
固まるのをやめる、と思う。
時間をかけてゆっくり解放する。
体がのびのびと伸びてくるのをゆっくり待つ。
これは、感情に流されるのではなく、
自分をよりよく使うことで冷静な判断ができるということ。
キャサリンには、淡々とビジネスライクに対応し、そのあともお互い気分が悪くなることなく、よい関係を保っています。
あ、この周波数の話はもっと書きたいので、続きをお楽しみに。
今日も読んでくれてありがとう!サンキュッ!
感謝です🙏