nobinobiの術

心も体もノビノビしたがっているよ。

アレクサンダーテクニック・インターナショナルの委員長からの推薦文

アレクサンダーテクニック・インターナショナルの委員長(chairman)であるマイケル・フレデリックが推薦文を寄せてくれました。

 

自分で訳しているので、小っ恥ずかしいのですが、単純に嬉しいので、ここで公開させてくださいね。

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Itsuko Masuda is an excellent teacher of the Alexander Technique and I highly recommend her.
マスダ逸子はアレクサンダーテクニックの素晴らしい先生で、私は彼女を強く推薦します。

She is extremely well trained over a three year period at the Alexander Training Institute of Los Angeles, completing a total of 1600+ hours. Additionally Itsuko also completed hundreds of extra hours with individual coaching and workshops making her total training closer to 2000 hours.
彼女はAlexander Training Institute of Los Angelesで3年間、合計1600時間以上学び、最高のトレーニングを積みました。逸子はまた、個人セッションやワークショップなども100時間以上こなし、トータルで2000時間近いトレーニングを積んだのです。

I mention all this, as I know for a fact because there are very few Alexander Teachers in Japan with as much training and legitimate experience as Itsuko Masada. Her teaching skills are superb and her person to person skills are delightful. She has a charming and smart nature that wins people over creating a positive learning experience.
私がこんなことを言うのは、逸子ほどしっかりした時間や経験を積んだ先生は日本にはほんの少ししかいないという事実を知っているからです。彼女の指導力は大変優れているし、一人一人に対するスキルも素晴らしい。前向きな学びの経験を生徒たちがもてるような、魅力的な賢い性質を彼女は備えています。

If you are fortunate enough to meet Itsuko, don’t pass up the opportunity to study the Alexander Technique with her. Itsuko is an expert in stress reduction and she can teach you how to manage the unnecessary tensions that exist far too often in our busy life. It will be worth your time and effort to do so. Most importantly it will be a joyful experience that will change your life in a positive way.
もし逸子と出会うという幸運があるのれあれば、アレクサンダーテクニックを彼女と学ぶ機会を逃さないでください。逸子はストレス解消という点では専門家ですし、私たちの現代のような忙しいライフで常に持ってしまう不必要な緊張にどう対処していけばいいかを教えてくれるでしょう。それはあなたの時間や努力を費やすに値します。なによりも重要なことですが、彼女とのレッスンは、あなたの人生を前向きな方向に変える楽しい経験になるということです。

Michael D. Frederick,
Co-Director Alexander Training Institute of Los Angeles
Chairman of the Alexander International Congress Board of Directors

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成功へのインヒビション(抑制)

この仕事を始めた当初、このぐらいの人数の生徒さんが来てくれたらいいな、、、と思っていた数を軽く超えてしまった。

 

あの当時、少ない生徒さんと一生懸命レッスンをしていたのは、必要な経験だったのだな、と今すごく思う。

 

だって、あの時に今の人数の生徒さんがいたら、とても対処しきれなかったと思うもの。

 

少しずつ、でも一生懸命やるって、本当に大切。最初からドカンッはいらない。

プロセスに集中するだけ。
これはまさにアレクサンダーの真髄なのだよ。

 

ありがたいことに、あの当時来てくれていた生徒さんがまだレッスンを続けてくれている。「もうあなたは来なくてもいいよ」と言っても週に2回も3回も来てくれる人がいる。

 

片道1時間70kmの距離をかけて毎週来てくれる人もいる。

 

本当にありがたい。いつもレッスンの前には感謝の言葉を唱えてきた。帰る時にお見送りする時も、しみじみと「ありがたいなあ」と思う。

 

たくさんの生徒さんが来てくれればビジネスとしてはもちろんよい訳だけど、レッスンという観点からすると人数が増えればいいというわけではない。

 

自分のキャパシティを超えるものをやろうとすれば、無理がくる。無理は、自分に響いて、それは結局は生徒さんに影響を与えてしまう。私の手を伝わって、私の気が伝わって、知らない間に回りに影響を与えてしまう。

 

多くのビジネスマンや、成功を求めて突っ走っている人たちが度々口にする。

 

「私はがんばりたいんだ」

 

その気持ち、よくわかる。ジャパニーズビジネスマンは「24時間働けますか」と問われた時代に私も育ってきた。

 

がんばれ、もっとがんばれ!と自分に鞭をうって働きたくなってしまうんだよね。だって、目の前には成功への道が敷かれているように見えるから。自分が求められているって思うのは嬉しいから。

 

でも、それはね、本当は違うんだよ。

 

そういう時こそ、一旦、止まらなきゃいけない。Inhibition (抑制)して、自分の状態を知って、整えていかないといけない。

 

最高の自分を使っていただかないとね。最高の自分が差し出せて、そのプロセスの結果として、成功するかもしれない、ということ。

 

それは、「頑張る」というのとは、案外正反対の位置にあるもの。

 

最近の私の状態は、少々興奮状態。いろいろなアイディアや、ひとりひとりの生徒さんたちのことで、頭がフル回転している。それを観察してみると、体はものすごく緊張しているの。それは睡眠、食欲、すべてに影響を与えていることがわかる。

 

だから、私はいつもより長めに床に横になって、自分の体を観察し、いらない緊張をほどき、よりよい方向性を与えるように心がけている= Active Rest あるいはConstructive Restと呼ばれるアレクサンダーテクニックで用いているトレーニングのひとつです。

 

これはメディテーションのようだ、という人もいます。雑念から自分を解放し、イマnow、ココhereを大切にしていくという点では、共通しているのかな。

 

11月のワークショップ「ストレスは自分が生み出している」のあとに続いて、「自分の習慣の気づきと抑制について」というグループレッスンをします。

 

きっと誰もが、自分の「やりたい!」を抑制することの難しさを実感すると思います。最高の自分に整えて行動をするトレーニングになります。

 

世界で活躍するビジネスエグゼクティブやセレブと呼ばれる人たちがアレクサンダーテクニックを学ぶ理由がここにあるのだなあ、、、と今、書きながら思ったりしました。

 

ワークショップ、グループレッスンの詳細はこちらのエントリーをご覧ください。

渋谷おうちギャラリーにて、楽しいアレクサンダーテクニック! - nobinobiの術

プライベート・セッションにつきましては、近々追って投稿しますね。

 

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自分の殻を脱ぐダンス

5リズムというダンスを知ってる?5つのWaveに自分をのせていくダンス。「Dynamic Moving Meditation 動く瞑想」と呼んでいるらしい。
 
最近の私の月曜日は、1時間30分ノンストップで踊って、汗だくになって、涙まで流れるすごい日なんだ。
 
私たちは自分の体を自分で動かしているつもりになっているけれど、大概の場合、習慣だったり、癖だったり、価値観だったりに動かされているのね。
 
アレクサンダーテクニックのレッスンでも、体の力を抜きたいのに抜けない生徒は「これは誰の体だ〜?」と叫んだりします(笑)。でも、自分が”習慣の奴隷”になっていることを知ることだけでも、すごいことなんです。そこからが始まり始まり。ほとんどの人がそのことに気づいてもいませんから。
 
でも、”自分の体を自分でコントロールできるようになる”というのは、やりたいようにやるというのとは、またちょっと違うんですよ。
 
アレクサンダーの有名な言葉で
“If you stop the wrong thing, the right thing does itself”
(間違ったことをやめれば、正しいことが自分でやってくれるさ)
というのがあるんですが、それが自分自身をコントロールするという本当の意味です。
 
もし、精神世界のことが嫌いでなければ、ハイヤーセルフとつながると言えばわかりやすい?それが嫌な人は、宇宙のエネルギーとつながる、と言ったら納得するかな。よくわからないけど禅の世界にもつながるみたいだね。
 
現代の競争社会の中でゴールに向かってがんばる!というのは、一見素晴らしく聞こえるし、そういう価値観が先進国では占めているわけだけど、本当の本当の本当のトップを行く人たちは、アスリートであろうと、ビジネスマンであろうと、ミュージシャンであろうと、「ゴールに向かってがんばる」というエゴを捨てて、あるがままの自分と繋がって、それを最大限に生かしていると言っていいと思います。その結果一流になってしまっている。(スティーブジョブスが禅を学んでいたことも有名ですね。)
 
話はかなり脱線しましたけど(おー、どこまで脱線するんだよ 笑)、5リズムは、そういった自分のエゴを捨てて、体が動きたいように動くのを待つInhibitionのダンスでもあると私は解釈している。ものすごくアレクサンダーテクニックに近い。
 
踊る時に、力任せに踊るのはエゴ。頭で考えて踊るのもエゴ。エゴをすてたらすごい世界にいってしまうん。何層にも重ね着している自分の殻を少しずつ脱いでいって、出会う景色を見たくない?
 
私、本当はね、小さい頃、ダンサーになりたかったんです。でもダンスを学ぶチャンスがなかった。そのうち体も硬くなっちゃって、とてもダンサーなんかにはなれないと思っていた。それをずっと残念に思っていたけれど、その意味がわかったよ。
 
私は5リズムに出会うために、他のダンスを学べなかったんだ。
(運命の人に出会った時に、今までのBad loveはこの人と出会うために必要な経験だったんだ〜って思うのとおんなじだね 笑)
 
きっと、フォームや規則のあるダンスでは、私は自分を閉じ込めてしまって、ダンスが嫌いになっていただろうから。でも、今はそういうフォームのあるダンスも自分をフリーにしながら学べるかもと思っています。
 
日本人では2人しかいないという5リズムの先生 Masayo さんが、LAから日本に飛びます。9月、日本全国でワークショップやクラスを行うらしい。本当にすごいから、スケジュールや場所が合う人はぜひ体験してみて。
 
Masayoさんのウェブサイト:

TOP PAGE | キレイをみつける・自分をみつける


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永遠に、完全なる、不完全な私たち。

私たちは、永遠に、完全なる、不完全な存在だ、ということ。

We are all perfectly imperfect. と、
今日聞いたPodcastの中の言葉で、ハッと気づかされました。

 

 

私たちは元々完全なる存在なんだけど、
家庭の教育、学校教育、カルチャーなどいろいろな刺激から
習慣や癖を身につけていて、
それが自分の能力を邪魔してしまっていることがある。
その邪魔している癖や習慣に対して
意識をもつことで、解放することができれば
私たちはもっと自由になれる。

 

。。。ということを、アレクサンダーテクニックの説明の時に必ずするんだけど、
それはそれで間違いじゃないけど

 

これって、

 

「元々完全なる存在だったけど、今は変な癖がついちゃってるからダメだよねー」

 

のニュアンスがどこかに私にはあったのね。

 

 

でも、ちゃうねん。

 

はっきり、きっぱり、

 

全然ダメじゃなくて、

 

今現在も、よりよくなる可能性をもった、完全な私たちなんだね。

 

 

 

たとえば、

 

健康を害している人は、克服するための機会を完璧に与えられている。健康だったら克服する必要ないもん。

 

金銭的に困っている人は、それを乗り越えるためのアイディアを考える機会を完璧に与えられている。金持ちだったら金持ちになる必要ないから。

 

人間関係で悩んでいる人は、それを突破するための思考を見直す機会を完璧に与えられている。みんな仲良くうまくいっていたら解決するものがないよね。

 

 

ああ、悩み多き私よ、ありがとう。

これを乗り越えていく楽しさをありがとう。

学びの機会をありがとう。

苦しく見えても、なんだ、これは単なる機会なのかと

気づきさえすれば、私たちはみんな成長できるのかもなあ。

 

 

 

万歳!不完全!

🙆🙆🙆🙆🙆🙆🙆🙆🙆🙆 

 

 

 

・・・しらふでござるよ(笑)。

 

 

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緊張の正体は、優しい思い上がり。

ジュリア(仮名)は、もう何度もレッスンに来てくれているし、すごく一所懸命に学ぼうとしてくれているのに、どうも思ったように体の使い方がうまくならない。

 

どの生徒さんもそうだけど、安くはないレッスン料を払って来ているわけだから、ほんと、皆さん真剣なんですよね。私としてもなんとかその気持ちに応えてあげたい!と思ってしまう。

 

今日はそのジュリアが来る日。

 

どんなレッスンをしたら、彼女の役に立つかな。
英語で、どう表現したらいいのかな。

 

 

そんなことを思って準備していると、だんだん体が緊張してきてくるのがわかった。

 

オドロキ モモのキ サンショのキ。

 

だって、緊張する要素はひとつもないのに。

 

こういう時はnobinobiの術(アレクサンダーテクニック)で、自分を観察しなくちゃ。

 

心臓がバクバクと波うっていました。ひゃ〜落ち着け!

口の中もギュッとなっているし

骨盤もきゅっと。

あ〜、どこもかしこも、縮こまっている!

 

ライダウン Lie Down という、アレクサンダーテクニックで必ず学ぶ

自分の観察法と解放法で、
5分くらいワークしたところで平常心をやっと取り戻しました。

 

緊張する要素は、本当になかったのか。

 

・・・

 

いや、あった。

 

最初の方の文章を見てみて。
”私としてもなんとかその気持ちに応えてあげたい!”
という思考ですがな。それそれ。

 

名付けて「優しい思い上がり」

 

思いやりじゃなくて、思い上がりです。
(自分に優しく”優しい”をつけました。)

 

だって、そんなこと無理なんだから。

自分がなんとかできるという思い上がり。

無理だと潜在意識は知っていて、抵抗して、体が緊張してしまったんだな。

 

なにを言っているかというと、ジュリアの気持ちに応えられるかどうかは、私の範疇じゃないってこと。だいたい、本当のジュリアの気持ちを知っているわけでもないし。

 

私がやることは、月並みですが、私のベストを尽くすだけ。

 

ベストを尽くして、ジュリアの気持ちに応えられなくても、

それは私の問題じゃなく

まあ、そういうこともあるさ、ってこと。

 

アレクサンダーテクニックのレッスンは最初からきちっと決まったカリキュラムというのがあるわけじゃないんです。マニュアルもない。たとえば、検定のようなものがあって、なにかを覚えたら次のことが学べ、どんどんランクがあがっていく、、、というようなものじゃないんです。

 

 

生徒と会って、観察し、

目に見える動き、目に見えないけれど体の中で起こっている動きを見て、

その人が発している言葉を聞き、発していない言葉も聞き、

そして、今日の、今の、その人に必要なワークをする。

その人が受け入れられるだけの量と、言葉と、ハンズオンで。

自分という媒体を通して、伝えていく。

 

 泣いても笑っても、なにが起こっても、

それが、私のベストワーク。

 

少なくとも、私がATI-LAという最高の学校で、3年間毎日びっしりと受けたトレーニングなのであった。ただ、それを淡々と行う。自分をのびのびさせて。

 

 

ってことだったよ〜。

 

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自分の心の平和にチューニングする。

今日は、LAに来て3年目、パフォーマーとして活躍中の40代の男性マキ君(仮名)のお話を。

 

最近、体の不調を訴えていて、夜に心臓が重苦しくなるとのこと。なのに医者に診てもらってもなんでもない、という診断。

 

ふむふむ。ほんじゃ、ワークにはいりまひょか。

 

「最近、頭の中を占めていることってなんですか。それを観察してみてくださいね」
と体だけでなく、思考についても観察してもらいました。

 

心臓が痛くなるくらいだから、仕事や人間関係、将来のことなどの悩みが出てくるのかなあと思いきや

 

「僕、毎日405(フリーウェイ)を使うんですけど、みんな運転が荒いんですよ。ものすごいスピードで走っているのに、ちょっとの車間にも入ってきて、本当危なくて、そのことを思っています。」

 

へ。運転のことなんだ。

 

「そういう荒い運転をする車が来ると、どういう感情が生まれるんですか?」

 

「うーん、このヤロー!という怒りですかね。運転が下手なくせに、こんな危ないことしやがって。こういう奴らがいるから、事故がなくならないんだって思っていますね。」

 

「で、どうするんですか?」

 

「”今日は許せねー”と思って、追いかけます。」

 

「へえ、”今日は”って。。。いつも同じ車なの?」

 

「あ。いや、違う車ですね(笑)」

 

 

ここでお気づきでしょうか。

 

マキ君は405で無茶な運転をしている無法者に腹を立てているわけです。
危ない運転➡︎事故➡︎迷惑 確かにね。
そして、正義の味方としてそれを成敗してやろうと追いかけてる。

 

いや、そのキミも危ないやんっ。事故になるやんっ。

 

これ、まさに、前回書いたように、同じ周波数の中にいるってことです。

 

現に私も405を毎日運転してますが、そういう無法者、気になりませんもん。見かけることもほぼない。無法者がきたら「あ、危ないから近づくのはやめよう、どうぞどうぞ、お先にどうぞ〜♪」と思うことはあっても、追いかけようなんて絶対思わない。

 

無法者と私の周波数が違うんですね。だから、ひっかかってこないの。(以前はひっかかっていましたけどね😅)

 

マキ君は、ラジオの〈無法者non-stop でお送りします♪)番組に周波数を合わせてしまっているので、毎日毎日何度も何度も無法者があらわれちゃうわけです。すごいよねー。ここまですごいのか、周波数!

 

ここでは正義は置いておきます。

 

解決する方法は、誰が正しいかどうかを追求することじゃないんです。

 

「そういう時に、アレクサンダーテクニックが有効なの知ってますよね?」

 

「あれ、なんでしたっけ?」

 

「自分を観察するんです。ムカついた時、自分の体はどう変化しているか。今、そのことを思った時、体も変化しましたか?」

 

「ああ、明らかに違いますね。肩や首に力が入っています。」

 

「そうそう、そしたらその必要のない力を解放してみて。ゆっくり時間をかけていいから。

カッとなって行動に移すのではなく、一度時間を置いてください。体を解放して、そして選択して。追いかけるか、放っておくか。」

 

「ほー、なるほど。」

 

「じゃ、今やってみます?

いらない力を抜いていく。

首が自由になって、

頭が上に伸びるのを許し、

体が広く長く大きくなるのを許してあげてね。

 

どう?なにか変化あった?」

 

「ああ、リラックスして、車を追いかける気がなくなりました(笑)」

 

「じゃ、次回、405を走る時は、そのことを思い出してくださいね。」

 

 

数週間後、彼の心臓の重苦しさはほとんどなくなったと報告を受けました。

 

「私たちはいろいろな周波数の中で生きているんだろうね、nobinobi君」

「そうやなあ。好きなラジオ番組を選ぶように、自分の人生、好きな周波数に合わせて生きていったらええねん。

 

嫌いな周波数の中で、文句言ったり、体壊したりする必要ないのにな。みんな、自分がどの周波数の中で生きるかを選択できるパワーがあることを忘れてしまうんや。

 

nobinoibiの術をみんなが使えるようになれば、気持ち良く、のびのびと暮らしている人が増えて、結果として平和な世の中になるのにな。平和を叫ぶより、ずっと平和やで。」

 

 

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嫌な出来事が現れたら、あなたの中にもその要素がある。

キャサリン(仮名でーす)は自分で会社を経営しているバリバリのキャリアウーマン。多忙を極め、別れたダンナとの間にいる子供4人のスケジュールの間で、自分の時間をジャグリングしている。

 

いつもなにかに急いでいて、早口で喋り、ひっきりなしに携帯をチェック。日常的にパニック状態なんですね。その彼女から「今日のアレクサンダーテクニックのレッスンはキャンセルしたい」と連絡があった。

 

その理由は、午後から上の子を歯医者に連れていく予定だったのが、午前中にいけることになった。午前中に上の子を連れていければ、午後は他のたくさんの用事が済ませられる。。。ということでした。

 

キャサリンのあまりにも身勝手な言い分に、私の心臓はバクバク。腹立たしく思いながら、なんと言い返してやろうかと、考えていました。 

 

その時、ふと先日YOUTUBEで見た”音叉”のビデオを思い出しました。

  

同じ周波数の音叉が2つあって、一つの音叉を叩くと音がなり、もう一つの音叉は叩かれていないのに、音を発し始めたのです。

 

次に、周波数の違う音叉を二つ並べて同じ実験をしていました。一つの音叉を叩いて音がなっても、もうひとつの違う周波数の音叉はまったく共鳴しなかったんです。

 

www.youtube.com

 

これって、当たり前かもしれないけど、すごいくない?

 

そこで、私、こんな名言を思いつきました。(ま、聞き流してください。笑)

 

「反応とは同じ周波数の共鳴である。」by いつこ

 

なにかに対して

ポジティブに「ワオッ」と思う場合と
ネガティブに「ブー」と思う場合

どちらも”なにか”と同じ周波数で共鳴してるってことっちゃうの?ってことに気づいたんです。

 

 

つまり、私はキャサリンの周波数と同じものが自分の中にあって、それに反応したから腹立たしかったんじゃ?

 

思い返せば10年くらい前の私は、キャサリンと同じくらい日常的にパニック状態だった。時間に追われ、一人で(夫はいたのに、一人でかんばっていると思って)3人の子供のことでキリキリしていました。

 

ある夏休み、娘をサンフランシスコバレエに、男の子二人をそれぞれのサッカーチームにと、ただひたすら数十キロの毎日の送り迎えにヒーヒー言っていた時、一緒にカープール(車を一緒に使うこと)をしていたアメリカ人ママから「私は夏休みをゆっくり楽しみたいの。あなたのような人と一緒だと気持ちがセカセカしてしまうから、カープールはやめさせてもらうわ」とはっきり断られたことがあった。

 

その時は「なんて意地悪な人!助け合うってことを知らないのかしら!」と憤慨していたけれど、今の私ならそのママの気持ちがわかる。私のピリピリした周波数に巻き込まれたくなかったのだ。ましてや夏休みなのだから。

 

「そうだ、とめなきゃ。私の中のこの震動、この共鳴」

 

一度とめたら、キャサリンの言動に対して「あ、そうなの?はい、わかりました」と受け流せる周波数に変えればいいのだ。大したことではない。

 

と、言っても、本当のところ、自分がどんな周波数を持っていて、どう変えていいかなんてわかっているわけではないので、今こそ、nobinobiの術=アレクサンダーテクニックを適用ですね!

 

観察します。

はい、肩、胸、腕が固まっていました。

 

抑制しましょう。

固まるのをやめる、と思う。

 

時間をかけてゆっくり解放する。

体がのびのびと伸びてくるのをゆっくり待つ。

 

これは、感情に流されるのではなく、
自分をよりよく使うことで冷静な判断ができるということ。

 

 

キャサリンには、淡々とビジネスライクに対応し、そのあともお互い気分が悪くなることなく、よい関係を保っています。

 

あ、この周波数の話はもっと書きたいので、続きをお楽しみに。

 

 

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